【acide_guene】僧帽筋下部用肘押しベンチディップス90.3~120.3kg Bench Dips for Lower Traps, Using the Setting for Barbell Hip Thrusts!

トレーニー男子

Channel:acide_guene

少し前に↓の僧帽筋下部用新種目を思い付いたのだが、

地面を拳で押したり、後ろ手にもう1本のバーベルを握ったりする方式だと、恥骨に載せたバーベル加重を重くした時、手首の耐久度が保たない事が判り、暫くこの種目を封印していた。
バーベルの圧倒的重さを前に、リストラップは多少の気休め、焼け石に水でしかない。

 其処で今日になってふと思い付いたのが、手を使わずに肘でベンチを圧して肩甲骨を下制する方法である。何故こちらの方式の方を先に思い付けなかったのだろう?この方法なら、普段から設置してあるバーベルヒップスラスト用のセッティングがほぼそのまま流用出来るではないか!肘から下は遊んでいるので、当然手首や掌が痛くなる事は無い。ベンチの座面を圧している肘下の皮膚は割と座面との静止摩擦で引き攣れて痛いと云う問題は有るが、手首を痛めるのと比べるとまあ些細だろう。

 1:先ず、ヒップスラストと共通の、恥骨にバーベルを載せベンチに凭れ掛かった姿勢を採る。
 2:ヒップスラスト実施時よりも足を置く場所を体に近く寄せ、両膝は閉じて合わせて膝下を大きめに開き、力強い下半身の筋肉があまり有効に作用出来ない死に体木偶の坊の体勢(所謂「女の子」座り)を敢えて作し、骨格だけがバーベルを吊るす為の吊橋としてのみ、機能する様に仕向けて遣るのだ。膝下と上腕とが橋脚として機能し、膝から肩までの「✓」の字構造は、股の位置に載ったバーベルを吊るす吊橋として概ね弛緩させておくイメージである。
 3:肩甲骨から伸びて胸椎を掴み、胸郭を吊り下げている僧帽筋下部繊維を収縮させる事で、肘を支点に胸郭を圧し上げ、肩甲骨下制・内転ポジションを作って、胸郭を肩甲骨に沿って滑り上がらせ、閉じた肩甲骨に囲い納め支える。再び僧帽筋下部をゆっくりと弛緩し、胸郭が沈み降り、一番下では肩から吊り下がるに任せる。再び僧帽筋下部を緊張収縮させ胸郭を圧し上げる。を繰り返す。

 極めて直線的かつ鈍重な、移動距離も短い単振動動作なので、躍動的な協調動作の苦手な運動音痴でも容易な僧帽筋下部の加重種目として採用為易いと思う。ヒップスラスト用のセッティングがそのまま使えるのが便利だ。

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