Channel：JPN News Reports
TBSの人気アナウンサー・齋藤慎太郎さん（28）が、東京都内で開催された「東京ボディビル選手権大会 メンズフィジーク176cm以下級」で見事3位に入賞し、初の表彰台に立ちました。これまで2年連続で4位に甘んじていた齋藤アナにとって、この3位入賞はまさに「悲願の快挙」。だがその喜びの裏には、「7対3で悔しさの方が大きい」という本音がありました。
大会では昨年と同じく上位2名に敗れ、「表彰台に並べたのはうれしい。でも、彼らを超えたかった」と語る姿からは、満足と無念が入り混じる複雑な感情がにじみ出ました。それでも、今回の成長は著しく、彼自身も「我流から脱却し、すべてが変わった」と語るように、トレーニング内容や体のケア方法が一新されたことが大きな飛躍を生んだといえます。
成長の裏には、世界的に活躍するボディビルダー・五味原領氏の指導がありました。フォームの改善や効率的なトレーニング技術の導入により、1年間ケガなく過ごすことができたと語り、コンディション面では万全。体脂肪率も3％台まで絞り上げたことが、今回の好成績につながりました。
さらに、昨年9月に結婚したばかりの妻が、この日初めて大会を観戦に訪れていたこともモチベーションの一因に。「いいところを見せたかった」と振り返る表情には、夫としての一面ものぞかせました。私生活でも公私ともに充実する中、妻の前で結果を出せたことを「本当に良かった」と素直に喜びました。
前日には、日曜深夜のサッカー番組『KICK OFF！ J』に出演した直後という過密スケジュールの中での大会出場。それでも手を抜かず、トレーニングも仕事も妥協しない姿勢が、多くの人々の心を打ちました。齋藤アナは「忙しい時期によってトレーニング方法も変わってくるが、その時々に合わせて両立をしていきたい」と語り、今後も挑戦を続ける決意を新たにしました。
「次は、もう1個、2個いい色のメダルを見せられるように」と語る彼の表情は、すでに次のステージを見据えていました。アナウンサーという表の顔と、筋肉を極める裏の顔。その両方を追い続ける齋藤慎太郎さんの姿は、多くの人に勇気と希望を与えています。
ボディビルは単なる見た目の美しさではなく、日々の努力の積み重ねの証。その価値を彼は全身で体現しています。次の挑戦では、悲願の1位を掴み取ることができるのか。仕事と筋肉の“二刀流”を極めるアナウンサーの挑戦から、今後も目が離せません。
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